SL人吉を追いかけて 第二弾(旅記録:後編)
※SL人吉を追いかけて 第二弾の旅記録、後編です
那良口駅で一息ついてから、一勝地に向けて出発。
川沿いの道から山を見上げると、少し紅葉している木々を確認できました。
だけれども、燃えるような赤!というような紅葉はあまり見られず・・・。
やさしいおだやかな紅葉という感じを受けました。
とんびの声を聞きながらさらに進み一勝地駅を目指します。
対岸の国道では工事を行っているらしく道路に立つ人の姿が見えます。
木材を積んだトラックが走っています。
対して肥薩線側は交通量も少ないので歩きやすいです。
球磨川沿いを歩いているととても気分がよく、落ち着きます。
そうしてしばらくのんびり進むと一勝地に到着しました。
車通りが少ないとだいぶ歩くのが楽になる気がします。
那良口から一勝地までのルートはこちら。
八代方面行きの列車が到着するまでにはまだ30分弱時間があったので、一勝寺へ行くことにしました。
一勝寺は紅葉がきれいと紅葉情報に書いてあったことを思い出したからです。
一勝地の駅から一勝寺はそれほど離れていないので、列車の時刻までには戻って来れそうです。
この前一勝地に来たときも思ったのですが、この近辺の他の駅に比べて
一勝地にはお店も多く現代風の家も多く建っています。
他の球磨エリアとは少し感じが違います。
坂を上っていくと、一勝寺。
大きなもみじの木がきれいに紅葉していました。
もう1本はまだ、紅葉し始めといったところ。
大きなもみじの木っていいなぁ・・・。
と、ちょっと一息いれて再度一勝地駅に戻ります。
今回の列車を乗り過ごすと鎌瀬でSLを撮影できないばかりか
次の列車まで2時間程待たなければならないので、時間厳守です。
まぁ、九州横断特急は1時間半程待てば来るのだけれど・・・。
肥薩線はゆったり行きたいので、基本的には鈍行に乗りたいのです。
一勝地駅について切符を購入し、列車を待ちます。
まもなく列車が到着しました。14:41分発、一両編成のかわいい列車です。
予定通りに乗りこみ、鎌瀬までのんびり列車に揺られます。
鎌瀬駅に15:14分に到着。
前回は球磨川と橋を横から捉えて、橋の上のSLを撮影しましたが
今回はやってくる列車を正面から撮ってみたかったので、正面にあたる坂へ移動します。
9月に来た時に比べて、この日は撮影に来ている人が少なかったようです。
といっても、多分5~6人はいたと思われます。
みなさん、坂をさらに上った辺りで列車を待っていらっしゃるようでした。
この日は撮影に来ていた方お一人と少しお話をしました。
私が、前回撮影した時にあらかじめピントをあわせていたものの
実際に列車が来て撮影する途中でピントがうまくあわなくて・・・という話をしたら
その方が、こうすればよいのでは?と教えてくださいました。
ありがとうございました。
その方はその後、『坂の上がいいみたいですよ。行ってきます!』と移動していかれましたが
わたしは今回はこの正面ポジションで撮影!と決めていたので
そのままそこで、列車を待つことにしました。
SL人吉が来る前に八代方面から九州横断特急が来たので練習にと撮影します。
そして、待つこと数分。
踏み切りが音を立て始めました。
来る・・・!
来る・・・!
来ました、SL人吉!
あぁ、本当に綺麗です。
今回初めて真正面から向かってくるSLを見たんですが最高でした。
シャッターを切りながら、思わず 『かあっこいいぃ~!!』 と一人でぶつぶつ言ってしまいました。
橋を渡るSL人吉を連続で撮影したので短いムービーを作成しました。
写真から作成したので音声はありませんが・・・。
容量が大きい為、別途最近放置しているflickr上にアップしましたので
よろしければこちらからご覧ください。
今回わかったこと。
真正面から向かってくるSLは本当に迫力満点で美しい。
たまらない・・・。
そして、SLが去っていってしまった後にはしばらく煙が漂っていました。
SL人吉を橋梁付近で撮影後、更に坂本駅まで追いかけていった方たちもいらっしゃったようです。
こういう時、車だと便利なんでしょうね。
私はのんびり列車旅だったので三脚を片付けた後鎌瀬駅に戻りました。
で、前回もこの鎌瀬駅に戻った後1時間以上待って17:13分発の八代行きに乗り込んだんですが
なんだかそんな時間をただ待つのももったいないなぁと思い
今回は更に、小旅行を続けることにしました。
鎌瀬から次の駅、葉木に向けて出発です。
球磨川エリアに来ると、もうひとつ見たくなるもの。
それは、水鏡です。
これは少し上流(那良口から一勝地へ向かうあたり)で撮った写真ですが
球磨川では本当に綺麗な水鏡を見ることができます。
鎌瀬駅から葉木へ向かう道は、あまりカーブなどがなくまっすぐでした。
線路沿いの道を水鏡を見ながら歩いていくと、この建物が右手に現れます。
古い旅館なのですが、とても風情があって素敵です。
いつか泊まってみたいなぁと思います。
旅館を過ぎてしばらく行くと、やがて葉木駅に着きます。
これは葉木駅斜め前にある荒瀬ダムボートハウスからの写真です。
鎌瀬から葉木までのルートはこちら。
これも水鏡写真。
縦にした時にシンメトリーになるようにと撮ってみました。
そして、十分に葉木までの道のりも満喫し
やってきた普通列車に乗って八代へと向かい、無事帰途についたのでした。
今回も、よい小旅行でした。
また球磨エリア歩く歩く旅行に行きたいと思います。
HDR:1RAW, Photomatrix
by rakkonouwagi
| 2009-11-08 00:35
| 肥薩線、人吉・球磨方面